心が根付いた場所。

時系列的には前後しますが、そしてとても個人的なことになってしまうのですが、その事実を実感した僕の心が乱れまくっているので、今夜はそのことについて書きたいと思います。

心の乱れのままに文章も乱れる予感orz

 

6月11日・12日の業務日報

 

6月10日、午後2時頃。

仕事を終えて、次の日に予定していたソロ200kmライドの準備を始めようとしたときにその知らせは届きました。

「鹿児島のおじちゃんが亡くなったらしい。」

あまりにも急すぎる思いもよらない訃報でした。

 

鹿児島には母方の親類が大勢います。

その親類の中で昨年の夏、祖母が他界しました。

祖母は随分前から失明しているのにもかかわらず、過度に人に頼ることを良しとしないしっかりとした人でしたが、それと同時にご飯だっていつもお替わりしちゃうとてもかわいらしい性格の人で、みんなから好かれていました。

享年99歳、大往生。

昨年の夏は、まるでお祝いのようにみんなで祖母にお別れをしました。

 

そして先日。

そんな祖母とふたりで暮らしていた伯父が、この度まるで自分の役目は終わったとでもいわんばかりに、この世を去りました。

伯父は頑固な面があって、やや人付き合いが苦手な面もあったようですが、僕や僕の兄姉に対してはそういった面を見せず、ちょっといたずら心のある笑顔や、時折会話に忍び込ませる冗談が素敵な伯父でした。

70近くになっても童心を忘れていないようなその笑顔に、僕はものすごく親しみを感じていました。

物心つく前に祖父を亡くした僕たち兄弟にとっては、いつも鹿児島に行くと祖母と一緒に出迎えてくれた伯父は、おじちゃんと言うよりはおじいちゃんと言ったほうがしっくりくるような存在でした。

 

そんなふたりが住んでいたのがこちらのお家。

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壁には節穴、至る所に隙間だらけのとても簡素で小さな家です。

まるでトトロでも出てきそうな山裾の林の中に、もうひとりの伯父夫婦が住む家と寄り添ってかわいらしく建っています。

聞いたところによると、昔、祖父が近所の人たちと一緒に自力で建てたらしい・・・

DSC_1120.JPG

お風呂なんて現役で五右衛門風呂だしw

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そのお風呂の照明は裸電球www(しかもLED)

 

まあ、農村ですし、しかもスキマだらけの家ですし、家の中にもハエやらなんやらが入ってきて、快適なんてものとはほど遠い家です。

DSC_1195.JPG

2年前に行ったときは朝起きたら柱にクワガタがいたしw

去年なんて家の中で蛍を見れましたからねwww

虫嫌いが一晩過ごしたらたぶんノイローゼになると思いますw

(´-`).。oO(先日は屋根裏でネズミが深夜の大運動会やってたなぁ。。。

 

子供のころ、夏休み明けなどに友達が「おばあちゃんの家に行ってた!」って聞くと、みんなこんな家に行ってたんだろうなって思ってました。

みんながみんな、こんな家に行ってたわけでなく、むしろこれほどのド田舎に行ってたのはごく少数だったと知ったのは中学生あたりのころだったかな?

 

この小さな家には、子供のころからの思い出がたくさん詰まっています。

農作業に出る伯父の軽トラックの荷台に乗せてもらって、風を切って走ったこと。

寝ているうちに桜島が噴火して、翌朝地面に積もった灰を見て「雪だ♪」って勘違いしたこと。

五右衛門風呂の火をうまく起こせなくて、吹いた息で灰が舞って涙目になったこと。

 

そして社会人になって、この小さな家は僕にとってさらに大切な場所になりました。

現代社会で暮らすということは、多かれ少なかれ、何かを人に押し付けられたり、逆に何かを人におしつけてしまったりの連続・・・

社会に求められた役割をこなそうとすると、どうしてもその役を演じなければなりません。

そんなことを繰り返すうちに、僕が本来の僕からズレていってしまう感覚を覚えながら生きてゆくことになります。

しかしこの鹿児島の小さな家にやってくると、そこには僕が子供だった頃を知っている、本来の僕を知っている人がいるわけです。

そこでは100%の本来の自分でいていいわけです。

ド田舎なので不便で、快適とは言えないけれど、余計なものがなんにもないので、そこでは何も演じる必要がありません。

ついでに言うと、ケータイの電波もギリギリ届かないから、あの家に行っている間は邪魔も入りませんw

そして数日後、僕は本来の自分を取り戻して、またゴタゴタと雑多で余計なものの多い、しかし僕はそれを甘受するしか生きる術のない社会へと、新たな気持ちを持って帰っていけたんです。

あの場所は、優しく僕を支え続けてくれてきたんです。

 

そんな思い出たちと、祖母と伯父の記憶・・・それらが僕の心に根付いた場所。

本来の無垢な僕自身そのものが根付いた場所。

それがあの鹿児島の小さな家なんです。

 

 

しかし昨年の祖母の死、そしてこの度の伯父の死によって、あの家に住む者がいなくなりました。

そんなすぐにという話ではないでしょうが、おそらくいつか取り壊されることになるのでしょう。

物心つく前からそこにあったあの家。

30余年もの間、変わらぬ風景であり続けたあの場所。

そしてこれからもずっとそのまんまの姿で僕を支え続けてくれるだろうと思っていた場所が、今、大きく変わろうとしています。

 

その事実を受け止めた時、僕の心が大きくグラリと揺れました。

嫌だ!と聞き分けの無い駄々っ子の様に騒ぎ始めました。

今、あの場所に根付いた心が、無理やりバリバリッと剥がされるような痛みを感じています。

 

だからってどうすることもできないんですけどね。

あの家が無くなったとしても思い出が消えてしまうわけでもないんですけどね。。

でも、やっぱりあの家には、あの家があるうちには、もう一度・・・せめてもう一度だけでも行っておかなければならないと思っています。

 

昨年の夏、僕はしっかりと祖母にお別れをしてきました。

そして先日、突然すぎて時間もなくてお通夜にもお葬式にも出られなかったけれど、僕なりに伯父にお別れをしてきました。

 

でもあの家にはまだお別れができていません。

このまんまじゃ絶対に後悔しちゃうよな。。。

 

そういえば昨年、博多まで輪行して鹿児島まで走る計画を立てましたが、伯父の入院が重なってしまって断念したな。。。

そして今年、僕は10月に1週間の連休を取っているのですが・・・

ふむ。

 

どーせなら神戸からフル自走、行くか!!

きっとおばあちゃんもおじちゃんも驚くだろうなw

 

以上、業務報告終了!

 

お別れは前に進むためにもしっかりとしなきゃね!

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8件のコメント 追加

  1. BEN より:

    住友さん
    ご無沙汰しております
    朝練今回も行けなくて残念です(T-T)
    話もどします?
    まさか住友さんに鹿児島の血が流れているとは
    僕は生まれも育ちも大阪ですが
    両親が鹿児島でして
    なので今回の内容はすごく共感できるというのはおこがましいですが
    うん うんと読ましていただきました
    鹿児島は遠いですよね
    僕は二度ほどりんこうにて鹿児島走らせてもらいました
    またきかいありましたら鹿児島で走りましょう

    いいね

    1. 住友輪業 より:

      おお!BENさんもかごんま人二世なんですね!
      関西は意外と鹿児島にルーツを持つ人が多いようですね。

      鹿児島は坂はエグいですが、走りやすいイメージがありますね。
      もっと走ってみたい場所です。

      いいね

  2. めう より:

    こ、この家は、、、僕も行ってみたいw←田舎も不便も大好きww

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    1. 住友輪業 より:

      ん?住みますか???
      これでめうさんも僕もwinwinだw

      いいね

  3. マの字 より:

    こんばんは
    お久しぶりです
    この度は御悔やみ申し上げます

    田舎いいところみたいですね

    10月 時間とルートがあえばご一緒しましょう

    いいね

    1. 住友輪業 より:

      お久しぶりです、そしてありがとうございます。

      あそこにはきれいな思い出がたくさん詰まっているんですよね。
      10月のルートはおそらくしまなみ街道を抜けて愛媛県・佐田岬から豊後水道をフェリーで渡り大分から九州入りするルートが有力です。
      諸事情込み合っていけるかどうかも微妙なところですが・・・

      いいね

  4. マの字 より:

    早っ
    大分から九州入りですね
    一緒に走れなくても どっかルート上で待ってますよ
    3月末に事故に遭い全然乗れてないんで

    いいね

    1. 住友輪業 より:

      あらら、事故ですか。
      お身体は回復されたのでしょうか?

      もし全行程自走が難しいなら、去年断念した博多発の島原・天草ルートで行きたいと思っています。
      その時は佐賀も通るので一緒に走るチャンスもまだありますね♪
      また計画が決まったら記事なりでお知らせしますね。

      いいね

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