ローディが陥りやすい道交法の落とし穴講座。

(前回からの続きです)

 

これまでの欲張り朝練では、ハスッた時に落車しないための予備知識のレクチャーから始まり、車間距離を一定に保つ練習 → ローテーション練習 → 強度を分けての巡航練習という流れでやってきました。

しかし今回から新たに始めたことがあります。

それが「ローディが陥りやすい道交法の落とし穴講座」

 

前回の欲張り朝練の動画を上げたところ、僕が知らずのうちに信号無視をしていたことを指摘されました。

コチラの記事の話ですね。

その出来事を通じて僕が強く感じたのが、僕と同じようにちゃんとルールを守って走ろうと思っていても、実はルール違反をしてしまっている人もいるはず、と言うことです。

そういう落とし穴は道路交通法にはたくさん存在するのです。

 

そこで今回は、職業柄、普段から道交法に触れる機会の多いちょろりゅうさんが自ら進んでこういうのをやりたいって手をあげてくれて、ローディが陥りやすい落とし穴の中でもよく遭遇しやすいものを、実際の交差点を使って実演してみることにしました。

教官役はもちろんちょろりゅうさん。

僕は反面教師役で違反を実演しますw(もちろん十分に安全を確保した上でですよ!)

朝練一週間前には打ち合わせもバッチリです♪

打ち合わせの名目で美味いコーヒーを飲みたかった説もありますがwww

 

それでは実際に実演した内容をここでも紹介したいと思います。

 

右折0.png

グーグルマップから、今回実際に使った十字交差点の航空写真を引っ張ってきました。

信号のある十字交差点です。

この交差点を右側から侵入し、上の方へ右折する場合についての落とし穴を実演。

 

まずは初歩的な落とし穴から実演しました。

右折2.png

うーん、ツッコミどころ満載ですねwww

ロードバイクなどの軽車両は一番左側の車線しか通行できません。

なので、右折専用車線に入ることができないのでこれは道交法で定められた通行区分違反になります。

 

さらに軽車両は信号のある交差点は二段階右折と定められています。

右折1.png

だからこれもNG。

二段階右折違反ですね。

 

じゃあこう右折すれば?というのが次のパターン。

右折4.png

これから侵入しようとする交差点の信号が赤の場合。

青の横断歩道を渡って、さらに渡った先の信号が青になったら再び横断歩道を渡ったのちに車道走行に戻る右折方法です。

 

これは一見、すべての信号を守っているように見えるので大丈夫そうに思えるのですが、実はこれは信号無視になるんです。

道交法では自分の進行方向の信号が赤の時に、停止線を越えて交差点に進入する行為が信号無視と定義されているんですよね。

右折5.png

このパターンだと、青丸のところで前方が赤信号なのに停止線を超えて交差点に進入しているので、信号無視となってしまうのです。

 

これは前回の欲張り朝練で僕が指摘された違反と同様の落とし穴ですね。

 

ではどうすれば正しいのか?

右折3.png

横着せずに教科書通りの二段階右折をしましょう。

 

 

進行方向の信号が赤だと、上のダメな二段階右折をしてしまいがちですが、それをして稼げる時間なんてほんの数分です。

僕たちは趣味でロードバイクに乗っており、それは一分一秒を争うようなことではないはずです。

っていうか、一分一秒を争っていようが信号無視になりますw

だから基本に忠実に、ちゃんとした二段階右折しましょうね♪

 

あっ! 今回は片側二車線の交差点でこの講習を行いましたが、片側一車線であっても二段階右折はしなければならないそうです。

これはちょろりゅうさんに指摘されるまで僕も分かっていませんでした。

 

 

お次はちょっと場所を移して・・・

te5ad970.png

こんな信号のないT字交差点です。

ここを下の方から進入して、右に曲がる場合についてです。

 

まずは間違った右折方法で、反面教師・住友輪業、いっきまーす!!

te5ad971.png

はい・・・再びツッコミどころ満載ですw

 

今回は信号が無い交差点なので二段階右折の必要はありませんが、軽車両は一番左の車線を走行しなければいけませんでしたよね。

ちょろりゅうさんが朝練参加の皆さんにクイズ形式で質問していましたが、これはすぐに答えが出たようです。

 

ということで、お次はこうだ!!

T字2

これで正解!!

・・・

って思うでしょ?

実は厳密にいうとこれもNGらしいんです。

軽車両は右折時は、できるだけ外側に沿って曲がる必要があるとか・・・

te5ad973.png

つまりこんな感じの走行ラインで曲がるのが正解ということです。

 

これも僕は知らなかったですね。。。

そして僕が思うのは、やっぱり道交法はロードバイクなんてものは全く考慮されていないってことですね。

 

ロードバイクって低速になればなるほど安定性を失いますよね。

で、正解のやり方のように直角に鋭く曲がるっていうことは、かなり減速しないといけません。

つまり不安定な状態で曲がる必要がでてくるのです。

ルールはもちろん安全を守るために存在すると思うのですが、そのルールを厳密に守るとむしろ落車の危険性が増すという矛盾・・・

 

こういう矛盾ってロードバイクに乗っていると他にもあると思うんですよね。

例えば・・・

te5ad97s0.png

信号のあるT字路を右折するとき。

 

信号のある交差点は二段階右折なので・・・

te5ad97s3.png

これが正しい右折方法ですね。

 

まあ、上の画像の様な路肩の広い交差点なら問題ないのですが・・・

nallow0.png

路肩が狭く歩道もない・・・しかもカーブの途中にある見通しの悪い交差点ならどうでしょう?

 

nallow1.png

これが正しい右折の仕方になるのですが・・・

 

うん、路肩が狭いので交差点内で信号を待つことは通行する車の邪魔になりますよね。

さらにカーブの先で信号待ちするっていうことは、建物の死角などに隠れてしまってドライバーの発見が遅れてしまう可能性もあります。

 

こういうケースで道交法を律儀に守るべきか否か・・・どうなんでしょうね?

nallow2.png

賛否両論あるとは思いますが、僕は前方後方から車両が来ないことを確認できたなら、速やかにそのまんま右折した方がよいと考えています。

 

ルールを守って自身の身を危険にさらすか、それとも逆か・・・

難しい問題ですけどね。

 

こういうこともあるということを踏まえて、僕は落とし穴講座の最後にこう付け足しました。

「ルールで定められているからこうすれば正解っていうだけで終わらずに、なんでそのルールがあるのか?そういう根拠までしっかりと考える力を持っていることが重要だと思います。」

道路をシェアするすべての人の安全を守るためにルールは存在するべき。

もちろん正しいルールを知ったうえでそれを遵守することが大前提になるのですが、そのルールに従うことが本当に安全なのか? もっといい方法がないのか? そういうことをみんなで考えていけたらいいと思います。

 

今回はちょろりゅうさんのおかげで、僕も目から鱗な落とし穴に気付けました。

たぶん、参加してくれた大多数の方々にとっても勉強になったと思います。

まずは知ることがスタートラインで、そこからまたみんなで楽しみながら考えていきたいですね♪

 

ちょろりゅうさん、教官役ありがとうございましたm(__)m

またよろしくお願いしますね~♪

 

(次回に続く)

 

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11件のコメント 追加

  1. camellia より:

    路肩が狭く歩道もないカーブの途中にある見通しの悪い交差点の話ですが、1人なら何とか2段階右折できそうですが、大勢となると厳しそうですね!
    先頭の方が判断してもう1つ先の横断歩道で渡れば安全に法律を守れるんじゃないかと思いました♪
    それと、法律は必ず守らないといけないものだと個人的には思っています!
    個人個人が判断して破って良いのなら法律の意味が無いんじゃないかなーと。

    いいね

    1. 住友輪業 より:

      至極真っ当な意見だと思います。
      問題は果たして実際に走りながら判断に迷わないかどうかですね。
      道交法は自転車に関しては現実的ではない部分もあると思うんですよね。
      そこを迷わず道交法に従った正解を走りながら即座に導き出せるのか?
      僕には自信がありませんねorzというのが本音ですw

      いいね

  2. ぽち助 より:

    先にコメント書かれてる方がいたw
    僕も先人さんと同じで横断歩道まで言って歩いて渡るのが正解だと思います。
    ローディ誰しも「自転車を降りるのがめんどくさい!」と少なからず思います。しかし自転車を降りれば歩行者扱いしてもらえるなら、それで安全が得られるなら…安全第一ではないでしょうか?
    法律の解釈は個人見解出すときりが無いので、住友さんがもしも見通しの悪い交差点でああいう曲がり方をするにしてもそれはそっと心にしまっておいた方が良いと思います。
    住友さん程、影響力がある人が書くと確実に「あっ、住友さんがやってるならええんや」と真似をする人が出てくるでしょうしねw
    それともう一つ二段階右折で補足ですが、(説明してらっしゃったらすいません)交差点に差し掛かった際自転車は、横断歩道の右側を走るのが、基本です(自転車横断帯がなくても)
    なので、それをするにはしっかり減速して交差点に進入しないといけないってのは肝心な所だと思います。
    それと曲がり切れないからと行って大きく回って、横断歩道に乗り上げるってのだけは絶対にやめて下さいってのは大事だと思います。
    それで人轢いたら、普通に「車が歩道に突っ込んだ」ってのと変わりませんから、大惨事になりますから!
    長々書いてしまい申し訳ありません!

    いいね

    1. 住友輪業 より:

      本音はもっともっと書きたいことがあるのですが、それで溢れ出たほが本文の考えですねw
      ご忠告頂いた影響力云々に関しては、僕はあんまり考えてませんし考えるつもりがないですね。
      それを意識するあまり書きたいことを必要以上に抑え込むくらいならブログやめますw
      僕が書いてるからいいやwって思っちゃうような人は、絶対に違うところで都合のいい方向に流されると思いますしね。

      補足について、ありがとうございますm(_ _)m
      僕も含めた大多数のローディが、交差点侵入時にスピードを抑える意識が足りませんね。
      ロードバイクが絡む事故が起きる心理状態として、ローディはスピードを落としたがらない…というものがあったことを改めて思い返しました。
      お陰様で欲張り朝練でシェアしたいことが増えましたよ♪

      いいね

  3. 竹内和也 より:

    おはようございます。いつも拝見させていただいております。とても貴重なご案内ありがとうございます。わかりやすく、写真でケーススタディーを展開くださったおかげで、大変参考になり、具体的に理解できました。ありがとうございました。

    いいね

    1. 住友輪業 より:

      こんばんは。
      ご丁寧に、ありがとうございますm(_ _)m

      いいね

  4. ひろなり より:

    いつも拝見させていただいています。
    自転車のルールは、突き詰めると複雑ですね。
    自転車の走行ルールで厄介なのが、自転車横断帯の存在です。車道を走行する自転車は、車両用信号機に従って走行すればいいのですが、自転車横断帯のある信号交差点(歩道灯器に歩行者自転車専用と表示)を通過する場合は、歩行者用信号に従わないといけません。(道交法63の6、63の7第1項)
    自転車横断帯は、将来は無くしていくようですが、まだ存在する交差点もあります。綺麗な十字路交差点では、車道を走っていて自転車横断帯は見つけやすいですが、変形交差点では車道を走っていると、自転車横断帯を見つけることができません。
    車両用信号機に従い車道を走った方が安全な気もしますが、ルールとしては残っていますので、書かせていただきました。

    いいね

  5. ひろなり より:

    追伸です。
    自転車横断帯を通行する場合は、車道から一旦、歩道へ上がらなければなりません。そうすると、車両用の停止線を超えなければならず、歩行者の仲間としての扱いになります。
    これも解り難い考え方ですよね。

    いいね

    1. 住友輪業 より:

      詳しくご説明頂き、ありがとうございますm(_ _)m
      自転車横断帯はもはや道交法の歪みの象徴のような存在ですねw
      このまま早く無くなってくれればいいのですが…

      いいね

  6. ちょろりゅう より:

    第3回バリィ練お疲れ様でした。
    打ち合わせをした甲斐あってグダグダにならず一安心でしたね。(*^^*)
    参加してくれたメンバーが練習内容を友達に伝え、またその友達が…という風にマナー&技術の輪がどんどん広がっていけばいいですね。
    住友輪業さんが理想とするみんなで作る朝練が形成できるようまたお手伝いさせてくださいね。^_−☆

    いいね

    1. 住友輪業 より:

      緒露龍教官に敬礼!( ゚ω゚ )ゝ
      ツイッターのRT数とか結構な反応がありましたよ!
      やって良かったですね♪
      また何か落とし穴があったら積極的にシェアしていきましょうね。

      いいね

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