暑さと付き合う方法と、暑さとは一線引くことと。

前回、主に水分補給についての記事を書きましたが、その流れで体の熱を冷やすための方法にも少しだけ触れました。

今夜の記事はその補足です。

補足ですのでちょいと短めな記事になります。

 


 

前回の記事で「気化熱」について触れました。

おさらいですが、「気化熱」とは水滴が周囲の熱をうばって蒸発する現象のことでしたね。

積極的に気化熱を利用する行動(具体例として首筋に少量の水をかける)をとって、体温を下げ、発汗量を抑えることも脱水を防ぐひとつの手段になる、ということを書きました。

 

しかし、真夏だとそんなことをしてもやはり大量に汗をかいてしまいます。

今回の記事は、その汗を本当に有効活用できているか?ということを書いていきたいと思います。

 

人間が汗をかくのは気化熱を利用して体の熱を冷ますことでしたね。

汗が蒸発することで体の熱が奪われるメカニズムです。

しかしこういうことってありませんか?

大量の汗をかくあまり、汗が頬や顎、腕からしたたり落ちる。

 

これってすんごいもったいないんですよね。

だって人間が水分を失ってまで汗をかくのは、汗が蒸発することによって体の熱を奪うことなんです。

それが蒸発する前に落ちてしまう。。。

それはもったいない!!

 

こういう滴り落ちるような汗を「無効発汗」と言います。

読んで字の如く、体温を下げるには効果が無い汗ということですね。

 

できればこういう汗はかきたくないんですよね。

しかし猛暑の条件下ではそうもいきません。

ではどうするか?

 

ウェアを工夫して有効利用しましょう!

 

頭から大量に発汗するならバンダナキャップを、腕からならアームカバーを、脚からならレッグカバーを、それぞれ吸水速乾性のあるものを使うといいです。

ロードバイクだと特に、信号待ちなどで停止しているときに無効発汗を起こしやすいのですが、停止している間にかいた汗をウェアに吸わせて、走り出したら走行風で吸った汗が乾くようにすればいいんです。

乾くということは水分が蒸発するということ。

水分が蒸発するということは気化熱の効果で熱を奪うということですからね!

 

尚、気化熱は蒸発する水分の周囲にあるものに作用するので、ピッチリと肌に密着する適切なサイズのものを選ぶことが大切ですよ!

 

dsc_0377.jpg

 

僕は背中と腕からの汗が多いので、アームカバーだけしています。(コギコギさんと初めて一緒に走った時の懐かしい写真w)

 

一時期、首に吸水性の高いマイクロファイバー製の濡れタオルを巻いてみたこともありました。

走行風で首筋が冷えて超快適でしたよ!

タオルが渇いたらボトルの水をかければさらに冷やすこともできましたし、あれは発汗量を減らす最終兵器だと思います。

・・・

首がかぶれたので今は使うのをやめてますけどねorz

 

ということで、前回の記事の水分補給に合わせて、ウェアでせっかくの汗を無駄にしない工夫をして、体の熱を取りながら夏のライドを楽しみましょう!

 

尚、夏のウェアにはまた別の効果もあります。

それについてはAKIRAさんが記事にしていますのでコチラをどうぞ♪

 


 

あと最後にひとつ、最も重要なことを書いて締めくくりたいと思います。

 

ここ数年、夏の暑さが異常だと思いませんか?

少なくとも僕が子供のころは、8月でも35℃に到達するような日はなかったように思います。

よく言われるCO2による地球温暖化の影響なのか? それともたまたま太陽の活動が活発化しているのか・・・専門家でも議論の分かれることは僕には判断がつくはずもなく。。。

まあいずれにせよ、現段階ではこれから暑さがより苛酷になる将来が想像できます。

 

ただこれだけははっきりと言います。

とにかく異常な暑さとは闘わないこと。

 

誘われたライドだけど、屈強なメンバーに加え気温35℃の予報・・・

その時、恐怖を感じるならその恐怖は自分自身を救うものなのかもしれない。

最近、調子がいい・・・あの峠のTTのベストを更新できるかも・・・

でもこの暑さで本当にそこまで追い込んでいいのか?

その疑問が出てくる時点で黄色信号です。

 

僕たちは趣味でロードバイクを乗っています。

そしてその多くの方々が生涯を通してロードバイクを楽しみたいと思っているはず!

暑さは想像以上の体力と注意力をローディから奪っていきます。

たった1日、猛暑と戦ったが故、取り返しのつかないことにならぬよう。

家を出るときに、一呼吸おいてもう一度考えることが重要だと思います。

 

工夫次第で暑さと付き合うことはできます。

しかしそれにも限度があると思います。

 

異常な猛暑からは逃げる勇気を!

 

暑すぎる日は強度を下げたり、或いはライドを中止する判断は絶対に必要です。

どうしてもトレーニングしたいならば、強度を上げてフィジカルを鍛えるのではなく、頭で考えながら乗れる強度まで下げてテクニックを磨く練習もできます。

そうやって工夫しながら永くロードバイクを楽しんでいきましょう!

 

工夫と節度でこの夏も生き残るぞ~٩( ‘ω’ )و

 

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17件のコメント 追加

  1. なおと より:

    ココ数年、高い外気がまとわりついて身体が放熱してくれませんね。街中だともう午前に走ることもままならないです。

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    1. 住友輪業 より:

      街中+渋滞なんてホントに最悪ですよねorz
      やっぱりこの時期は山かなぁ・・・嫌いだけどw

      いいね

  2. リキ より:

    猛暑から逃げる勇気 ── すばらしい提案ですね。安全第一は,こういうところにも気を配ることですよね。
    ぼくは,今のところ「早朝」「日陰になる林道」「くもり予報」で対処しています。

    いいね

    1. 住友輪業 より:

      楽しむためにロードバイクに乗っているのであって、決して苦しむためではないですからね!
      楽しむ余裕を残しておくためには、あえて過酷な条件下で乗る必要もないし、それでも乗りたいのであればそれなりの知識や判断力が求められるということです。
      確かに最近のリキさんのライドは挙げた3つの条件に合致していますねw

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  3. Tommy より:

    「猛暑と戦わない」って良いですね。暑さなんか根性で乗り切れって若いころは思っていましたが、そのころの暑さと違って殺人的な暑さですよね。
    夏にアームカバーって単に日焼けを気にしているのかと思っていましたが、無効発刊しないためだったんですね。私はいつも汗を滴り落しながら走っていました。本日即効、長袖のアンダーシャツを買ってきます。いつもタオルをジャージのお腹のところに入れて走っていますが、道路がびしょびしょになるほど絞れます。
    ボトル拾いの練習は早々にやってみたいと思います。多分8字の字もボトル拾いも苦手なのでできないと思いますけどね。
    いつも有益なアドバイスありがとうございます。

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    1. 住友輪業 より:

      高温注意情報とか、みんな軽く見過ぎている気がするんですよね。
      専門家が危険って言っているのに、特別な用意もせずに炎天下で激しい運動をする・・・
      文章にすればそれがいかに愚かな行為化が分かると思うんです。
      ちゃんとした知識がないのなら戦わない。
      知識や策があっても「三十六計逃げるに如かず」ですね。

      アームカバーの主目的はもちろん日焼け対策にありますが、体にぴっちりとフィットしたウェアは間違いなく無効発汗対策にもなります。
      日焼け対策のオマケ程度ですけどね。
      でもこういうちょっとしたことの積み重ねがひょっとしたら最悪の場合生死を分けたりするかもしれませんよね。

      Tommyさんはクリテなどにも参戦されていると思いますが、密集した集団内で走るのであれば、ボトル拾いなどは絶対にしておいて損はないと思います。
      できるできないではなく、ご自身がどれだけバイクコントロールをできるかを知っておくことが重要だと思うんです。
      僕はやってみてやっぱり苦手だったので、操車技術を磨きつつ、普段のライドやレースでは自らの恐怖心に従って無理をしないと決意を新たにしたところですw

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      1. Tommy より:

        ご返事ありがとうございます。
        技術も装備も精神面もできる限り万全で走ることで、安全でそして楽しく走れますからね。ローマは三日にしてならず。コツコツと技術面も積み上げてみます。
        速く欲張り朝錬に参加したいと思う今日この頃です。

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  4. そうそう勇気ある撤退もたいせつですね
    梅雨で走れなくて開けて急に走るのも負担に
    なるかもしれません。
    しっかり判断して安全にです!

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    1. 住友輪業 より:

      その日、走ったら死ぬかもしれない日に「まあ、今日走らんでも死なんわなww」と言えるのが大切ですよね。
      「勇気ある撤退」・・・うん、いい言葉ですw

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  5. ちょろりゅう より:

    住友輪業さんもご存知の通り無効発汗の王者ちょろりゅうです…。| ̄ω ̄A;アセアセ
    今回は僕にとって救いのネタ…これからは快適なサイクルライフが送れる気がします。(*^^*)

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    1. 住友輪業 より:

      首より上で汗をかく人はマイクロファイバーのタオル+掛け水が効果的だと思いますよ。
      でも猛暑の日に上げ癖を封印するのも忘れずにどーぞwww

      いいね

  6. ohyoi(おひょい より:

    昨日のライドで実践してみました。
    帰宅時丁度暑くなりましたが乾く程度で控え目に湿らす方が確かに涼しかったと思います。
    特に頭をいつもべしゃべしゃになるまで水ぶっかけてたので湿度が高いと乾く前にお湯になってたと思います。
    そりゃ熱中症になりますよね…

    いいね

    1. 住友輪業 より:

      少量の水の方が当然早く乾きますから、その分気化熱の効果も早く感じられますよね。
      あとは乾いたらまたちょびっと濡らして・・・の繰り返しでかなり体の熱を冷ますことができます。
      少量濡らすだけなら一日中のライドでもボトル1本の水で足りるので準備も楽ですよね♪

      いいね

  7. メタボびと より:

    遅ればせながら···

    住友さん、暑い中今日もお疲れ様です!(`・ω・´)ゞ チッス

    猛暑のライドといえば、二年前に(もう何年も前のような気がしますが···笑)住友さんのご好意で臨時漕会さんのビワイチに参加させていただいたことが懐かしく思い出されます···\(^O^)/ アレモ チョーアツカッタ デスネw

    その日が命日と清水の舞台から飛び降りるつもりで参加させていただいたライドでしたが、皆様の優しいお気遣いやショートカットしていただいたおかげで、ド貧脚でメタボな初心者もなんとか無事に生還することが出来ました···m(_ _)m アノセツハ ホントウニ オセワニ ナリマシタ !!

    あの時のコンビニ休憩の度に始まる大行水大会の気持ち良さはいまだに忘れておりません~それと今回の記事と同じレクチャーを住友さんから受けて、今も暑い中のライドではボトル2本体制にして真水も持って気化熱を利用して体温低下に役立たせております♪( ゚ω^ )b

    暑い夏の日ではありましたが、あの時は思い切って飛び込ませていただいたおかげで~ロードバイクを愛する多くの方々とお知り合いにもなれましたし、僅かながらですが自分自身の自信にもなりローディーとしての大きな転機となりました!(*-`ω´-)9

    しかしながら、それも住友さんを始め臨時漕会のベテランの方々が私の様子を見ていただき、ちゃんとサポートしてくださったおかげだと思っております!m(_ _)m

    猛暑の中でも楽しみにしていたライドなのにとか、皆さんとご一緒したかったなどと、なかなか決断は難しいですが~体調が悪い時やあまりにレベルが違う方々とモリモリのゴリゴリ予定の時は退く勇気も必要だと思います···自転車に乗っている限り決してそれが最後ではないのですから!( ゚ω^ )b デスヨネ♪

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    1. 住友輪業 より:

      懐かしいですねぇ。。。
      あのビワイチがまだ2年前とか信じられません。

      あの頃は僕も今と比べたら暑さとか路面コンディションに無頓着でした。
      色んなライドを主催して、色んな人たちと一緒に走って得た経験から言えることが、ケガをせずに安全に楽しみ続けることが一番だということです。
      そのためにはまずは自分のできること、できないことを知ること。
      それと様々なシチュエーションで存在する危険をしっかりと把握しておくことですね。

      「進むには覚悟が必要、退くには勇気が必要。」
      僕の好きな言葉ですが、趣味でロードバイク乗っている僕たちに覚悟は必要ないと思います。
      必要なのは勇気、ただそれだけです。

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  8. パチもんR より:

    前回に引き続きなんとためになる内容でしょう!
    なかでも『異常な猛暑からは逃げる勇気を!』
    こういうことをしっかり啓蒙してくださる住友輪業さんのブログは
    やっぱ素敵です!
    ほんといつもありがとうございます!

    いいね

    1. 住友輪業 より:

      褒め過ぎですw
      褒められるとヤラかす癖があるのでやめてwww

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