いつぞやのアワイチとシンクロした30秒。

(前回からの続きです)

 

鉄の掟に従い雨を避けてピットインすると、10分ちょっとで雨が上がり走行できそうな状況になりました。

そこで再び走る準備をしてコースインしました。

 

コースイン直前にピットで脚をほぐす準備運動をしたのですが、一度動かすことをやめてしまった脚はやはり回りませんね。。。

ピットからコースに合流するちょっとした上りの負荷だけでかなりしんどい印象を受けました。

まあ、雨でコースの路面状況が変わっている可能性があるので、復帰後一周目は軽いギヤで脚をほぐしつつゆっくり目のペースでコースの下見。

やはり濡れている場所が増えていたのですがコーナー途中などのいやらしい場所ではなかったので、ピットイン前のペースを意識してレースを本格的に再開しました。

 

再開後も後ろにつかれようとも先頭交代はせずにとにかくマイペースの一定負荷で牽く!

中高速コーナー手前では必ず後ろから速い選手が来ないかを確認するために後ろを振り返るのですが、さいすがレース後半ともあってか僕の後ろには10人以上の選手が列を作っていました。

特に前に出てペースを上げようという動きもないので、願ったりかなったりと黙々と先頭を走り続けました。

4時間の部のゴールまで20分ほどになると、上りが終わってからの再加速で脚が重くなってきたので、列車を引くのをやめてペースを下げるためにこの日初めての先頭交代サインを出しました。

 

「ありがとうございました~」

それまで二番手を走っていた選手がご丁寧にお礼を言ってくださって、それまで僕が牽いていたペースを維持する感じで追い抜いていきました。

そのペースがまあ絶妙でしてw

上りであげず、コーナー立ち上がり加速も穏やか♪

ついつい集団内にとどまってしまいましたw

 

しかしそこはミッドナイトエンデューロ。

やはり安全マージン的にはやめておこうということで、もう一度先頭を牽いてから列車最後尾に下がり、車間を空けてついてゆくことに。。。

うむ、これなら先頭回ってこないし、インターバルがかかる列車じゃないから千切れることもなく空気抵抗もソロで走るよりマシですねw

 

それから2周くらい、僕にとって今回のエンデューロは先頭を牽くのをやめた時点で終わりと思っていたので、あとはのんびり安全にゴールするのみだと思ってゆるゆると走っていました。

するとホームストレートのかなり前方に見慣れた後姿が・・・

後姿を確認するには遠すぎるジャージの色も確認できないような距離だったのですが、あのシルエットには間違いなく見覚えがあります。

何度も後ろについて走ったことがある。

何度も一緒にライドを楽しんだことがある。

 

「間違いない! あれはコギコギさんだ!!」

そう確信した時点でそれまで乗っていた列車から離脱し、ソロでジワジワと追い上げることにしました。

そしてその周回のアトウッドカーブからの立ち上がり、モスエスあたりで追いつく。

この時点で僕のレースはもう終わっています。

しかしコギコギさんは最後にゴールラインを跨ぐまで闘う姿勢でした。

ならばアシストに回る( ✧Д✧) カッ!!

 

「コギコギさん、ラスト! 前牽きますよ!!」

  「ついて行くの無理! 先行って!!」

「僕も脚がもうないので大丈夫です! ラップはどのくらいですか!?」

  「7分半!」

「了解♪」

 

僕が前に入るので空気抵抗分を差し引いて7分フラットを目標にペースメイク開始。

「了解」と言いましたが、それまでと同じ7分半で走ってはアシストに入る意味がありません。

そしてファイナルラップで1周30秒詰めることのしんどさは、エンデューロで脚が売り切れたことがある人ならばご存知でしょう。

そのしんどさは後ろから漏れる声に現れていました。

ホームストレート直後のゆるい上りの最終コーナー、下りの勢いを利用してでも上り切れなくなってしまったヘアピン直前の10%弱の上り、そしてヘアピンからの立ち上がり再加速・・・

そういった脚に負荷がかかる全て場所で、コギコギさんのつらそうな声が聞こえてきました。

それでも決してその声は遠ざかることなく背中にぴったりと張り付いてきます!

 

「ファイナルラップ7分、いける!!」

確かな手応えを感じつつ、アトウッドカーブから先のコギコギさんが得意とするセクションへ。

「最後は前行ってください!」

アトウッドカーブの立ち上がりまでアシストして、あとはコギコギさんを前に出す!

雄たけびをあげながら、最後の力を振り絞ってダンシングでもがくコギコギさんが前に飛び出しました。

ダンシングからシッティングに移行した瞬間、にわかにそのスピードが失われる。

「ラスト50秒! 最後まで回しましょう!!」

この局面で脚を回し続ける苦痛は百も承知。

しかしここで脚を止めたら最後、スピードは失われゴールまで再加速はかないません。

 

「あと30秒! 最後まで垂れない!」

ここでLSD明けのコギコギさんが走力回復を狙って走ったいつぞやのアワイチを思い出しました。

あの時は負荷がかかる局面のほぼすべてでhiroさんがコギコギさんを叱咤激励していたなぁって。

今は激励役が僕なだけ。

激励の声に前のめりな姿勢で応えるコギコギさんの姿もあの時と全く一緒でした。

 

「ゴールライン見えた! あと少し!!」

並走する僕がそう声に出した瞬間、コギコギさんのアンカーがすっと前に出ました。

最後の意地の加速!!

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そして見事、ファイナルラップは7分フラットに近いタイムで最後まで力を振り絞ってのゴールです!

 

「よく最後まで回し切りましたね!! 僕なら脚止めてましたよw」

  「いや・・・本気できつかった。

   実は今週の仕事で熱中症ぽくなっちゃって・・・」

まさかの体調不良でレースに臨んでいたとは・・・

そしてその状態であの粘り、お見事としか言えませんね。

 

<走行ログ>

1走目
時間:35:38 距離:21.79KM 獲得標高:181M
AVE.:36.7KM/H 平均心拍数:165BPM 平均ケイデンス:93RPM
消費カロリー:399KCAL 気温:21.0 – 22.0 – 23.0
2走目
時間:1:12:58 距離:43.56KM 獲得標高:379M
AVE.:35.8KM/H 平均心拍数:162BPM 平均ケイデンス:90RPM
消費カロリー:799KCAL 気温:21.0 – 21.3 – 22.0

 

これで今年の僕のミッドナイトエンデューロは無事に終わりました。

しかしピットに戻ってみると何やら騒がしい・・・

 

「なになに?・・・

 ふんふん・・・

 えっ!? マジで!」

 

(次回に続く)

 

万全ではない体調の中、出し切ったコギコギさんに拍手!

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