住友輪業流・フォロー術的なさむしんぐ。

1月7日、夕方より臨時漕会の新年会が開催されるため、相生に向けて車を走らせていました。

助手席には僕と同じく神戸在住のチームメイトであるちょろりゅうさん

色んな話をしながらの1時間半ほどのドライブとなりました。

その中で特に印象に残った話題について、今夜の記事でまとめてみたいと思います。

 


 

「今年は他の人をフォローする能力を磨いていきたいんです!」

 

ちょろりゅうさんの言葉に「おぉ!」とすこし感激してしまいました。

かつては仕事でもロードバイクでも弟子であるへっちょさんを千切り倒していたあのちょろりゅうさんが、ついにそんなことを言う時が来たなんてw

 

そういえば欲張り朝練でも、あげてもいい局面で他のメンバーのフォローに回ったり、練習のサポート役を買って出ることが多くなっていました。

昨年末にブログ村に現れた新星・G-HIKOさん“リベンジアワイチ”でも、精力的にサポートに回る姿が記事の至る所に見てとれましたしね。

 

「これまでは自分が気持ちよく走ることや強くなることばかり考えて行動してきたけど、最近はロードバイクの楽しみってそれだけじゃないよなって気が付いたんです!」

 

なんということでしょうwww

 

へっちょさん、見てますか!?

あなたの師匠はなんか悪いモンでも食べたんじゃないでしょうかwww

しかし話を聞いてみれば、ちょろりゅうさんがサポートに目覚めたのは僕が原因らしい。。。

いつぞやの“Ave.30km/hアワイチ”がちょろりゅうさんを変えるきっかけになったそうです。

 

あの時、序盤で脚を使い果たし、割と早い段階からジリ貧の走行を強いられたちょろりゅうさん。

後半では僕の持ちうる限りのノウハウ使ってメンバー全員でちょろりゅうさんをサポートした結果、なんとかAve.30km/h達成しました。

あのライドは今でも僕にとって印象深いライドのひとつです。

あのライドが起点となって、徐々にちょろりゅうさんの視点が自分自身から周りの人へと移っていったようです。

そして今年ついにフォロー力の強化を第一の目標に掲げるようになったそうです。

 

ということで、ドライブ中に僕が人をフォローする際に気を付けていることなど、色々とご質問をいただきました。

まあ、その質問の答えから言うと、フォローをする対象の走行中の雰囲気を全体的に見てペースを決めたりフォローの仕方を変えているのですが・・・

ふむ、改めて文章にまとめるとどうなるかな?

ということで今、キーボードを叩いている次第です。

 

これから書くことは、あくまで素人のアレなので参考程度によろしくお願いしますねw

こういうのはあくまで経験から得たもので理屈や文章では100%理解してもらえるとも思っておりませんのでw

 

 

まず、最初に。

世の中には2種類の人間がいると思っています。

 

それはフォローが必要な人間と不必要な人間ですw

 

不必要な人間にフォローしても、邪魔だし煙たがられるだけで大きなお世話となってしまいますw

フォローに入る前にちゃんと見分けましょうね!

 

ではどうやって見分けるか?なのですが・・・

平坦でも上りでもいいのですが、1~2車身ほど後ろについて対象となる方の走行中の様子を観察すればだいたいわかります。

 

観察すべき点は主にふたつです。

まっすぐ走れているか?

チェーンが暴れていないか?

 

ロードバイクの基本中の基本はまっすぐ走ること。

例え速く走れても蛇行している様では、それは無理をして走っているということです。

蛇行の原因は主にふたつあります。

無理して踏んでいるか、或いは視線が適切でないか。

 

そこでチェーンの暴れ方を見てみると、無理して踏んでいる人はチェーンが暴れています。

チェーンが暴れる原因は、クランクが一回転する間のトルク変動が大きすぎることにあります。

トルク変動が大きすぎる=縦踏みしているということですね。

縦踏みすると脚は売り切れに向かってまっしぐらですw

対象の方が縦踏みしてるなーと思ったら、前に出て少しペースを落とし蓋をしてあげるといいと思います。

 

チェーンが暴れていないのに蛇行しているなら、視線を20m先を見る様にしてもらうと割と安定してまっすぐ走れるようになります。

ここでもペースが速すぎるとすぐに顔が下を向いてしまって蛇行が再発するので、顔が前を向いているかは常に気を付けて見ていることが多いです。

 

ごくまれに、まっすぐ走れているのにチェーンが暴れている人もいます。

いずれにせよきれいに回せていない証拠なので、蓋をして上げた方が得策ですねw

 

まっすぐ走れていてチェーンも暴れていないなら、それが対象の方にとっての適正なペースだと思うので、走行中に上記2点の乱れが現れるまでは気持ちよく前を走ってもらえばいいと思います。

 

 

さて、最初は後ろについて観察からスタートしましたが、お次は前に出た時のことについて書いていきます。

前に出て牽くときに最も難しいのが、相手に合わせたペースづくりです。

パワーメーターや心拍計があれば、客観的な数値に基づいたペースメイクができますが、両方とも持っていない方もいると思うのでその場合どうすればいいかについて書きます。

その方法は・・・

 

話しかける、です。

 

話しかける内容はなんでもいいと思います。

「景色いいですね!」とか「最高の天気ですね!」とか「そのバイク、カッコいいですね!」とかw

話しかけると答えが返ってきますよね。

その答えにペースづくりのヒントが隠されています。

 

「海がきれいですよね!」とか「ちょっと暑いくらいですね!」とか「俺のロードバイクが世界一カッコいい!」とかw

こういう風な返答だと余裕ありです。

そこから余裕がなくなってくると・・・

「そうですね!」

となり・・・

さらに余裕がなくなると・・・

「はい。。。」

 

お分かりいただけるでしょうか?

 

余裕があるときは大抵の人は語数が多いんです。

それが追いつめられてくると短くシンプルな答えしか返って来なくなりますw

もちろん声色も変わって来るのでそれも判断材料になりますね。

「はい。。。」しか返って来なかったら、内心では「強度高ぇんだよ! 話かけんじゃねーよ!」くらいは思われていることでしょうwww

 

走る距離にもよりますが、ちょっと息切れしつつも「そうですね!」以上の返答が期待できるペースを保ちたいところですねw

 

 

最後にサポートの仕方について書きます。

僕はその場の局面に応じて、サポートの仕方を変えています。

平坦路を巡航するときは、概ね前を牽いて空気抵抗を請け負うことが多いのですが、交通量が多かったり路駐が多い道路では、敢えて後ろからサポートすることもあります。

 

そういう場所ではそもそもそれほど走行ペースを上げることができません。

つまり空気抵抗を請け負う重要性が低くなります。

こういう場所で重要性が高くなるのは安全の確保です。

後ろからの車の接近を知らせたり、駐車車両を避けるための後方の安全確認を早目に行い、フォロー対象となる方に進行方向の危険回避に集中してもらう動きに切り替えます。

また空気抵抗が少ない上りでも後ろについてフォローすることが多いです。

フォローが必要な方は登坂力が低い場合が多く、蛇行しがちです。

蛇行でいきなり大きく右側にふらつくこともあるので、僕は予め右寄りの走行ラインをとって、後ろから追い抜いてくる車両がフォロー対象となる方のギリギリを通り抜けないようにします。

後方から接近する車両に対して、ハンドサインで安全に追い抜けるタイミングを知らせたり挨拶したりしています

勾配が5%未満とかであれば大きく蛇行することはないので、前に出てペーサーを務めることもありますけどね。

 

サポートの仕方はケースバイケースでその場に応じたポジションで!

 

 

以上、僕なりのフォロー術を文章にしてみました。

うん、書いてみるとまだまだ書きたりねぇぞコレwww

なんかもっとこう・・・フワッとゆるっと全体的にフォロー対象者を見てペースを決めたり色んな判断をしたりしてるんだよなぁ。。。

でもこれ以上ははまりたくない沼にはまる未来しか見えないのでヤメときますw

 

最後に・・・

サポートが上手くなる最短の道は、とにかく色んな人と走ることです!

 

走力とはまた別のローディとのしての経験値がフォローの仕方に現れるはず!

僕もこれからも色んな人といっぱい走ってさらにフォロー力を磨いていきたい!

 

そして書き終わって思いました。

やっぱ理屈じゃねぇわwww

今回の記事は参考のまた参考程度に・・・

現場叩き上げでスキルを磨いていきましょうw

 


 

 

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12件のコメント 追加

  1. カンパチ より:

    とーちゃん、おはようございます。
    あー、コレ大事ですよね。私は、そこまでフォロー力ないですが
    グループライドの時は、チューブ、CO2ボンベ、補給食、エイド
    キットを多めに持ってくようにしてます。

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    1. 住友輪業 より:

      おとーちゃんです、どーもどーもw

      フォローしているはずが逆に脚を削るパターンとか、割とありがちですよねw
      僕は修理道具とかの用意はグループライドでもいつも通りですね。
      この辺りはスキルというよりも心構えの問題で言ってしまえば小学生でもできることなので、セルフリカバリーできることが鉄則だと思っています。
      と、言いつつ、たまに低血糖で仲間の補給食にお世話になったりしますけどwww

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  2. リキ より:

    とーちゃん,おはようございます。
    いつも下りでフォローしていただいて,ありがとうございます。最近は,下りで取り残されても焦ったりしませんけど,ぼくみたいに下りが怖い者は,一緒のペースで下ってくれる人がいると安心できるんですよね。「イン側のハンドルを少し押すようにして」とか,アドバイスもうれしいです。次の機会もまた,よろしくです。

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    1. 住友輪業 より:

      こんばんは、今夜もおむつを3回替えたおとーちゃんですw

      リキさんと一緒に下るとマエストロの素敵なおこぼれに預かれることがあるのでフォローせざるを得ないんですw
      こちらこそ、またよろしくお願いいたしますm(__)m

      いいね

  3. ダイズ より:

    とーちゃん、おはようございまちゅ。
    誰かのために動くというのは考えてするものではなく、むしろ性格によるもののような気がしますね。確かに理屈じゃない笑
    常日頃からの意識がないと動けないですけど。
    あとはフォローされた人に気付かれないレベルに達すると粋でカッコイイんだけど、なかなか難しい♪

    ちなみにワタクシは登りで疲れるとおクチのケイデンスが上がるらしいので、そういう人は判断を誤らんようにしないとね( ´Д`)y━・~~

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    1. 住友輪業 より:

      オマメちゃん、こんばんはw

      フォローされているのが気付かれないとそれはフォローされた本人の勘違いにつながって危険かもしれない…と、ダイズさんの考え読んで聞いて考えるようになった僕がいるのですがw
      勘違いしそうな人をフォローしない、というのも大切かもしれませんね。
      ちょいと前にそういう人までフォローし過ぎていたのは僕の汚点ですorz

      ちなみに上りでお口のケイデンスが上がるのも性格だと思いますw

      いいね

  4. コギコギ より:

    少し、おこがましいかもしれませんが
    最近の住友輪業さんを見ていて
    いい人材に成長したなと思っています。
    その起点に臨時漕会がある事を誇らしく思います。
    これからも
    ご自身はもちろん、幸せな自転車乗りを増やして下さいね。

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    1. 住友輪業 より:

      ただ素直にありがとうございます!

      全ては僕が自分自身を喜ばせるためにやっていることなんですけどねw
      あの灼熱の出石ライドはすでに過ぎ去った出来事なのに、僕の中であの時間の価値がどんどんと膨らんでいっているのを感じています。
      これからもひとつひとつのライドを「あれがあったから!」と思えるように、どんどんと楽しみや喜びの輪を広げていきたいですね!

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  5. ちょろりゅう より:

    最近、自分が楽しみたい!からみなに楽しんでもらいたい‼︎に気持ちが変化してきたんですよね。

    “あいつとは走りやすい”とか“一緒に走っていて安心”って言われるのを目標に頑張りますよ‼︎( ̄0 ̄)/ オォー!!

    また助言してくださいね。(o^^o)

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    1. 住友輪業 より:

      その気持ちは”楽しみ”の先にある”喜び”の感情だと思います。
      試行錯誤を繰り返していけば、きっとちょろりゅうさんらしいフォローができるようになりますよ!

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  6. へっちょ より:

    何度も読み直しました😊笑
    あの師匠がですよ😳笑
    次の成長をとげようとしておりますね🎉
    たまに一緒に走ったときも坂道はペースを上げるもん‼️みたいに走ってた師匠が最近はパワーメーターつけたんちゃうか‼️って思うくらいですからね😁
    嬉しいような、淋しいようなです🎉
    まあ僕と走るときは思う存分ちぎり倒してくれると思います😅

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    1. 住友輪業 より:

      ねっ、ビックリですよね!
      そして淋しいんですねwww
      その気持ちは分かる気がしますw
      まあ引き出しが増えたと思って、たまには思う存分暴れてもらいましょう♪

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